「どうして人は三日坊主になるのか?」
「なぜ続けようと思ったのに、やめてしまうのか?」
その答えは、意志が弱いからではありません。
実は、脳の仕組みを理解すると、「やめたくなる理由」や「続けられる状態」が、
驚くほどクリアに見えてきます。
今回は、「行動を変える」ために知っておきたい脳の仕組みと、
科学的にも効果が認められている「習慣をつくる方法」をご紹介します。
脳の仕組みとは?──思考・感情・行動をつくる「中枢」の正体
私たちの体を動かす、考える、感情を抱く。すべての起点は「脳」にあります。
■ 脳の基本構造と役割
脳は大きく3つの部分に分けられます。
- 大脳:思考、記憶、感情、言語など、いわゆる「人間らしい」活動を司る場所です。
- 小脳:体のバランスや、なめらかな動きを調整しています。
- 脳幹(のうかん):呼吸や心拍など、生命維持に必要な機能をコントロールしています。
この3つが連携しながら、私たちの行動を生み出しています。
■ 神経細胞と情報のやりとり
脳の中には「ニューロン」と呼ばれる神経細胞が、数百億個も存在します。
このニューロン同士が、**電気信号と化学物質(神経伝達物質)**を使って情報をやりとりしているのです。
この情報の伝達が、思考や記憶、感情、そして行動へとつながります。
なぜ「想像」や「イメージ」が現実を動かすのか?
「成功した姿を思い浮かべると、行動が変わる」
そんな話を聞いたことはありませんか?それには、科学的な根拠があります。
■ 脳は「現実」と「想像」の区別がつかない
脳にとって、「実際に体験していること」と「頭の中でリアルにイメージしていること」は、
ほとんど区別がつきません。
たとえば、レモンを思い浮かべてください。
切った瞬間の香りや、かじったときの酸っぱさを想像するだけで、唾液が出てきませんか?
これは、脳が「想像=現実」と誤解している証拠です。
■ 実験でも証明された「イメージトレーニング」
・バスケットボールのフリースロー練習では、
実際に練習したグループと、頭の中で練習したグループの成果が、ほぼ同じだったという実験があります。
・ピアノでも、指を動かさずにイメージ練習しただけで、脳の活動に変化が見られました。
このように、「想像」だけでも、脳は学習・行動準備ができるのです。
成功者は脳の仕組みをこう使っている
■ 大谷翔平選手の事例
高校時代、大谷選手は「ドラフト1位でプロ入り」という目標を掲げ、マンダラチャートというフレームで、必要な行動や習慣を設計していました。
これは、**「未来の理想状態を先に設定し、それに合わせて行動を選ぶ」**という脳の使い方です。
■ 羽生結弦選手の事例
羽生選手は、試合の前に「完璧な演技」を頭の中で何度も再生し、感情ごと成功体験をシミュレーションしていました。
その結果、本番では脳が「もう経験した」と認識し、迷いなく体が動くようになったのです。
脳科学にもとづく「行動が変わる」ビジュアライゼーション手順
では、私たちが日常でこの脳の力を活かすにはどうすればいいのでしょうか?
ポイントは、五感と感情を使って、未来を「すでに実現したもの」として感じることです。
■ ステップ① リラックスする
まずは深呼吸し、静かな場所で目を閉じましょう。
このとき脳波は「アルファ波」という落ち着いた状態になります。これはイメージしやすい脳の状態です。
■ ステップ② 理想の場面を描く
たとえば、仕事でうまくいった場面や、理想の生活を具体的にイメージします。
音・におい・温度・空気感などもリアルに思い浮かべてください。
■ ステップ③ 感情を味わう
「うまくいってうれしい」「誇らしい」「安心している」
こうしたポジティブな感情をリアルに味わうことが、脳へのインプットを強化します。
■ ステップ④ 継続する
この練習を、1日10分程度でもよいので続けてみましょう。
脳は「何度も経験したことは現実」と認識するようになり、行動や選択が自然に変わっていきます。
まとめ──「未来は、設計できる」
脳の仕組みを知ることで、「なぜ行動が続かないのか」「どうすれば変えられるのか」が見えてきます。
想像力は、人間だけが持つ特別な力です。
それをただの空想で終わらせるのではなく、「もう叶った未来」として感じてみる。
このシンプルな方法が、科学的にも裏付けられた習慣の作り方です。
あなたの未来は、「願う」ものではなく「設計」するものです。
脳の仕組みを味方にして、望む行動を自然に選べるようになりましょう。
【脳科学の教科書】
脳科学を使って、開運を引き出す専門家
運活マネーコーチ
美咲ゆり子

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